少年時代に右腕を負傷したことがきっかけで、武術を諦めて学問に精を出すようになりました。
役所で書役助として働き始めてから、藩政に対する「建白書」や「意見書」を提出するようになり、これらが後の薩摩藩藩主・島津斉彬の目に留まり、側近として活躍することになります。
斉彬の死後二度の島流しに遭い、薩摩に戻ります。その後隆盛は緊迫する日本の政情の主要な局面で活躍し、政局を主導していきます。
元治元年(1864年) | 禁門の変。西郷隆盛は薩摩藩の軍を率いて長州藩に勝利します。 |
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慶応2年(1866年) | 薩長同盟。坂本龍馬らの仲介で、薩摩藩と長州藩が同盟を結びます。 |
慶応4年(1868年) | 江戸無血開城。江戸幕府の勝海舟と交渉し、江戸城の開城に力を尽くします。 |
明治4年(1871年) | 岩倉使節団が欧米視察に出発。隆盛は留守政府を任されます。 |
明治6年(1873年) | 帰国した大久保らに征韓論を反対され、政府を辞めて鹿児島に戻ります。 |
明治7年(1874年) | 鹿児島に私学校を設立します。 |
明治10年(1877年) | 西南戦争で敗れて城山で自決します。 |
焼酎王国といわれる鹿児島には、113の蔵元、2000を超える焼酎の銘柄があり、それぞれの蔵元では麹や原料などを吟味し、数多くの焼酎を製造しています。
中南米原産のサツマイモが、地球をぐるりとまわって鹿児島に伝わったのは17世紀後半です。
サツマイモは、火山灰で覆われている鹿児島の農地や気候に適しており、県内のあらゆるところで栽培されるようになり、急速にいも焼酎が生産されるようになりました。
本格焼酎は、お湯割り・水割り・ロックなどそれぞれの好みの飲み方で楽しめるのが特徴で、ワインのように食前酒・食中酒として、また、ウイスキーのように食後酒としても愛飲できるお酒です。
最近では、製法方法の発達で若者や女性にも飲みやすい香りを抑えた商品なども開発されています。
焼酎は鹿児島の食とともに楽しみながら飲むときに、最も奥深い風味を楽しめます。
鹿児島が生み出す独特な味、豚骨、さつま揚げ、キビナゴの刺身などは、焼酎を飲む歴史の中で育まれた料理で鹿児島の食文化は焼酎なしでは語れないものがあります。
また、焼酎は血栓予防に高い効果を持つという研究報告もあり、赤ワインと同様、健康に優れた酒として親しまれています。
自然豊かな鹿児島県には、豊富な海や山の幸を使ったおいしい料理がたくさんあります。
この他にも、鹿児島黒牛・かごしま黒豚・黒さつま鶏・クロマグロ・黒酢・黒砂糖といった名前に「黒」のつく食べ物が有名です。
焼酎に関連する歴史・道具・製造工程などを展示している蔵元や、製造工程を見学できるスポットを紹介しています。
※ロゴマークをクリックすると各施設のウェブサイトへ移動します。
明治時代から続く手造り焼酎の蔵の中で製造工程見学、芋焼酎の歴史、西郷隆盛と蔵との関わりを学ぶことができます。お酒が苦手な方や未成年の方にもVR体験、ステンドグラス作りなどのワークショップにて家族で楽しめる施設を展開します。
一歩中へ足を踏み入れれば、そこに流れているのは一年を通してひんやりと静かな、いにしえの酒蔵の空気。ほのかな灯りに照らされた1階には塚田醸造場の時代から伝わる焼酎釜、蒸し桶、チンタラ(蒸留機)等が製造工程に沿って展示されています。